乗鞍HCとスピードプレイ・ゼロ・ペダルのCリング破損の件

[先週出場した乗鞍では、心拍も三本滝あたりからは150程度から上がらず、まったくもってサイクリングで終わってしまった。いまだもってもがいていないので乳酸耐性も上がらず、おのずとブルベペースになってしまうのでした。。

まだサドルが3センチも上がった”花園”ポジションに変えてから、いくらも乗っておらず、もっと練習が必要。尻の付け根辺りがピキピキ来る感じはあるので、ともかく子羊状態を早く脱しなくては。

今週の600ブルベから、この新しいポジションに体を慣らしていく。当面、ヤビツ40分切りくらいの手応えが出るまで、もうエントリーしちゃったターンパイク以降、ヒルクラのイベントは封印ですね。今のレベルでは出ても面白くないし、往復の渋滞がひどくて、自転車乗りに行ってるのか、ドライブに行ってるんだか判らなくなってしまうし。

で、それはともかく乗鞍出走10分前にダジャラーさんのスピードプレイペダルのCスプリングが破損した件について。

とっても幸運なことに、私がたまたまシューズを二足持っていたので、使わないほうからCスプリングを急いで外し、貸してさしあげて、無事出走で事なきを得たのでした。

しかし、あのペダルは使ったことのある方なら判るはずだが、クリートがロックされない状態で乗ると、クリートのホールからペダルが抜けた時に、その形状からまったく持ってひっかかるところがなく、相当危ないと思われる。
これは、長時間の封鎖していない公道を走るブルベで使う私としては、かなり深刻な状態も考えられ、看過できない事態。
予備の携帯が不可欠と思われるが、何せあのクリート、構造上機能の相当分を担当しているので、価格も6000円程度とお高い。そして常時携帯するには、いささか重いのである。

なので、その後スピードプレイ本社と代理店のJPスポーツに、”8ヶ月で破損、リプレイスメントパーツがクリート全セット6000円のみってのはどうなのよ?”というお問い合わせをさせて頂いたところ、早速、大変に丁寧な回答を頂いた。以下引用

Fm Steve @ Speedplay;

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(前略).....If the cleats are correctly installed and maintained, the cleat springs will not break under normal use. It is important that the black plastic base plate is flat once mounted to your shoe. Ideally, you want to use the Snap Shims that provide the flattest profile for the base plate, once it is fully tightened on the shoe sole. Just use a flat edge or hard surface that allows you to gauge the base plate's profile from front to rear and side to side. It is also essential to tighten the (4) 4x11mm cleat screws in the metal plate to the proper tension to avoid binding cleat springs. The cleat screws are to be tightened to 20 inch pounds. If the screws are overtightened, the cleat springs can bind, inhibiting normal movement which over time can contribute to spring failure. The cleat springs and spring housings should always be clean and drylubed to keep the springs moving freely. Dirt, grease and contamination can build up and again inhibit the springs from moving as designed and lead to failure. With routine maintenance and proper installation, the cleat springs will not break as the springs did in your photo.
Lastly, as noted in the pedal instructions, new cleat parts are not to be used with used cleat parts. To ensure safety, it is recommended to use all new cleats parts when installing new cleats. Please do not hesitate to contact us if you have other questions.

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ということで、必要があれば付属のスペーサーを使って、ベースクリートの平面をきちんと出すことが大変重要であること・クリートとCリングは清潔に保ち、ドライルブで潤滑すること・メタルクリートの締め付けについてトルクの管理は重要、20pound per inch(2.26ニュートンメートル)以下とすること、が重要とのこと。

思うに、とくにベースクリートのフラットを出すことが一番大事なのではないかと思われます。シューズによって湾曲の曲率はかなり違いますので。

また、Speedplay代理店のJPスポーツさんからは、現在はCリングとメタルクリートのセットを1260円で購入することが出来るようになっている、という朗報を頂きました!うん。これを携帯していれば、ロングのブルベでもひとまず安心。早速買わなくては!

スピードプレイのペダル、踏面の広さとか、スタックハイトが低いとか、膝に優しいとかのメリットもありますが、雨でも走る私的には、ガンでプチュっとやればグリスアップができるという整備性も、大変魅力です。

何かあるとメーカーに直接連絡するのですが、今回はとっても”スピード”ある対応をして頂いて、大変に好印象を抱きました。とても信用できるメーカーさんだと思いました。